FacebookコンバージョンAPI連携

目次

1.機能概要
2.導入手順
3.FacebookコンバージョンAPIの連携内容


1.機能概要

FacebookコンバージョンAPIで直接マーケティングデータをMeta社と連携し、適切な広告を出すためのデータ計測、設定の最適化をします。
Meta(Facebook)ピクセルと併用することで、さらに精度の高いMeta・Instagram広告の効果測定を行うことができます。
FacebookコンバージョンAPIはサードパーティーCookieを使用しないため、
サードパーティーCookieの利用が制限されユーザーを識別できずに適切な広告を出すための計測が行えない、という事態にも対処できます。
詳しくはMetaビジネスヘルプセンターのサポートページをご確認ください。

データ連携するタイミング
・商品詳細ページへの遷移時
・カートへの商品投入時
・注文完了時



国内ユーザーのデータのみ連携可能です。
海外ユーザーも対象にする場合は別途カスタマイズが必要です。


2.導入手順

「FacebookコンバージョンAPI連携」オプションを利用するための導入手順を紹介します。

1.弊社への申込み
2.Metaピクセル(データセット)の作成
3.各初期設定の追加
4.Metaピクセル(データセット)の設置
5.m:id「common.META_PIXEL_EVENT_ID_SCRIPT_HERE」の設置
6.「個人情報の取り扱い」ページへの追記(任意)
7.動作確認

デモ環境への導入について

本設定は、Meta側にテスト環境がないため、本番環境にのみ導入します。

もし、デモ環境への導入を希望する場合は、デモ環境用のMetaピクセルを作成してください。(作成手順の詳細はこちら
本番環境とデモ環境とで、集計するデータが混在しても問題ない場合は、同じMetaピクセルをご利用いただけます。

Metaピクセルをご用意できたら、導入手順の2~6にしたがってデモ環境への導入をすすめてください。
各初期設定に値を登録する際は、
利用するMetaピクセルの、ピクセルID(データセットID)、アクセストークン、テストイベントコードを確認しご登録ください。


1.弊社への申込み

本オプション利用の申し込みの旨を、弊社担当営業またはサポート窓口までご連絡ください。


2.Metaピクセル(データセット)の作成

Metaビジネスマネージャーのアカウントが必要です。
作成方法についてはMetaビジネスヘルプセンターのサポートページの「ビジネスマネージャを作成する」をご確認ください。

本オプションの導入以前にMetaピクセルをご利用の店舗様の場合は、
すでに設置済みのデータセットが「13.イベント詳細パラメーターを追加し、[次へ]をクリック」の設定内容と、
同等となるようご調整ください。


1.Metaビジネスマネージャにログイン


2.店舗様のビジネスアカウントを選択


3.サイドメニューにある「すべてのツール」から「イベントマネージャ」を開く


4.サイドメニューから「データソースをリンク(+)」を選択


5.「ウェブ」を選択し、[リンクする]をクリック


6.データセットの名前(ピクセル名)を入力し、[作成]をクリック


7.店舗様のECサイトのURLを入力し、[次へ]をクリック


8.「自分でやる」を選択し、[次へ]をクリック


9.「MetaピクセルとコンバージョンAPI」を選択し、[次へ]をクリック


10.「手動で設定」を選択し、[次へ]をクリック


11.[次へ]をクリック


12.イベントを選択し、[次へ]をクリック

指定可能なイベントは以下の通りです。

・カートに追加
・購入
・コンテンツビュー


13.イベント詳細パラメーターを追加し、[次へ]をクリック

各イベントに設定可能なパラメーターについては、イベントをクリックしてご確認ください。

カートに追加


選択可能なパラメータ一
イベント詳細パラメーター イベントID
データ処理オプション
国のデータ処理オプション
州のデータ処理オプション
コンテンツタイプ
完了
通貨
コンテンツ名
コンテンツID
コンテンツ
顧客情報パラメーター クライアントIPアドレス - ハッシュ化しない
クライアントユーザー・エージェント - ハッシュ化しない
生年月日
メールアドレス
外部ID
クリックID(fbc) Cookie - ハッシュ化しない
ブラウザーID(fbp) Cookie - ハッシュ化しない
性別
電話番号
郵便番号

購入


選択可能なパラメータ一
イベント詳細パラメーター イベントID
データ処理オプション
国のデータ処理オプション
州のデータ処理オプション
完了
アイテム数
コンテンツ名
コンテンツID
コンテンツ
顧客情報パラメーター クライアントIPアドレス - ハッシュ化しない
クライアントユーザー・エージェント - ハッシュ化しない
生年月日
メールアドレス
外部ID
クリックID(fbc) Cookie - ハッシュ化しない
ブラウザーID(fbp) Cookie - ハッシュ化しない
性別
電話番号
郵便番号

コンテンツビュー


選択可能なパラメータ一
イベント詳細パラメーター イベントID
イベント
データ処理オプション
国のデータ処理オプション
州のデータ処理オプション
コンテンツタイプ
完了
コンテンツカテゴリ
通貨
コンテンツ名
コンテンツID
コンテンツ
顧客情報パラメーター クライアントIPアドレス - ハッシュ化しない
クライアントユーザー・エージェント - ハッシュ化しない
生年月日
メールアドレス
外部ID
クリックID(fbc) Cookie - ハッシュ化しない
ブラウザーID(fbp) Cookie - ハッシュ化しない
性別
電話番号
郵便番号


14.[設定を確認]をクリック


15.[完了]をクリック



データソース画面にて、ご自身で作成したMetaピクセル(データセット)をご確認いただけます。

詳細は、Metaビジネスヘルプセンターのサポートページ「Metaピクセルの設定とインストールの方法」をご確認ください。


3.各初期設定の追加

1.FacebookコンバージョンAPI:ピクセルID
 Metaの管理画面より確認できる「ピクセルID(データセットID)」を入力します。

2.FacebookコンバージョンAPI:アクセストークン
 Metaの管理画面より確認できる「アクセストークン」を入力します。

3.FacebookコンバージョンAPI:テストイベントコード
 Metaの管理画面より確認できる「テストイベントコード 」を入力します。
 テスト時にのみ使用します。

4.FacebookコンバージョンAPI:顧客情報ブラックリスト
 送信しない会員情報の項目を指定できます。
 送信を希望しない項目を、改行または、カンマ区切りで指定してください。


アクセストークンについて

生成したアクセストークンは、Meta上に保存されません。
アクセストークンを紛失した場合は、再度アクセストークンを生成してください。


4.Metaピクセル(データセット)の設置

ここでは、タグマネージャを使用した設置方法をご紹介します。
タグマネージャがメニューにない場合は、弊社サポート窓口へお問い合わせください。

1.2.Metaピクセル(データセット)の作成で生成したMetaピクセル(データセット)のソースをコピーします。
 詳細はMetaビジネスヘルプセンターのサポートページの「ピクセルコードを手動でウェブサイトに追加する」をご確認ください。

2.ショップ管理ツールより データ解析 > タグマネージャ > タグ新規登録/一覧 を開きます。

3.タグHTMLに、コピーしたMetaピクセル(データセット)をペーストします。

4.タグ出力個所は、「上部」か「下部」を選択します。
 ページにあるbodyの開始タグと終了タグの間に出力する必要があるため、どちらかを選択してください。

5.タグタイプには「カスタムHTML」、タグコードタグ名には任意の値を入れて登録します。


・Metaピクセル(データセット)の設置は必須です。
 設置しないと、下記2点のパラメータがFacebookコンバージョンAPIで送信されないため、ユーザーのコンバージョンが取れません。
 
 ・fbc(クリックID)
 ・fbq(ブラウザーID)

・本オプションの導入以前にMetaピクセルをご利用の店舗様の場合は、
 すでに設置済みのデータセットが、上記タグマネージャの設定に準じた状態になるようご調整ください。


5.m:id「common.META_PIXEL_EVENT_ID_SCRIPT_HERE」の設置

FacebookコンバージョンAPIとMetaピクセル(データセット)による計測を併用したとき、同じイベントが重複してカウントされます。
これを防ぐために以下の方法で、同じイベントが重複しないよう制御する必要があります。

■本オプションの導入以前にMetaピクセルをご利用の店舗様で、
 イベントに「カートに追加(AddToCart)」「コンテンツビュー(ViewContent)」「購入(Purchase)」を導入している場合
 ↓
 ・以下a.b.のいずれかでご対応ください。
  a.すでに記述済みのMetaピクセルの対象イベントを削除、またはコメントアウト
   対象イベント:「カートに追加(AddToCart)」「コンテンツビュー(ViewContent)」「購入(Purchase)」
   ※削除、またはコメントアウトした場合、下記対象テンプレートと埋め込み例のm:id追加は不要です。
  b.下記対象テンプレートと埋め込み例を参考にm:idを追加

■本オプションの導入にあわせて、新規でMetaピクセルを導入する店舗様の場合(4.Metaピクセル(データセット)の設置を利用した場合)
 ↓
 ・下記対象テンプレートと埋め込み例のm:id追加は不要です。


対象テンプレートと埋め込み例

FacebookコンバージョンAPIが実行される以下のページにm:idを記載します。

※下記テンプレートをクリックすると埋め込み例が表示されます。

cart_index.xhtml(買い物かごのページ)

m:id埋め込みに関するご注意
・m:id「common.META_PIXEL_EVENT_ID_SCRIPT_HERE」は、イベント送信タグ「fbq」より上部に記載してください。
・「eventID」は、イベント「AddtoCart」の第4引数として指定してください。
・下記埋め込み例はサンプルです。実際の店舗様の記述例とは違う場合があります。


<span m:id='common.META_PIXEL_EVENT_ID_SCRIPT_HERE'></span>
<script type="text/javascript">
 fbq('track', 'AddToCart', {xxx:xxx,xxx:xxx,...(店舗固有の値)}, {eventID: metaPixelEventId});
</script>


item_detail.xhtml(商品詳細ページ)

m:id埋め込みに関するご注意
・m:id「common.META_PIXEL_EVENT_ID_SCRIPT_HERE」は、イベント送信タグ「fbq」より上部に記載してください。
・「eventID」は、イベント「ViewContent」の第4引数として指定してください。
・下記埋め込み例はサンプルです。実際の店舗様の記述例とは違う場合があります。


<span m:id='common.META_PIXEL_EVENT_ID_SCRIPT_HERE'></span>
<script type="text/javascript">
 fbq('track', 'ViewContent', {xxx:xxx,xxx:xxx,...(店舗固有の値)}, {eventID: metaPixelEventId});
</script>


cart_result.xhtml(注文完了ページ)

m:id埋め込みに関するご注意
・m:id「common.META_PIXEL_EVENT_ID_SCRIPT_HERE」は、イベント送信タグ「fbq」より上部に記載してください。
・「eventID」は、イベント「Purchase」の第4引数として指定してください。
・下記埋め込み例はサンプルです。実際の店舗様の記述例とは違う場合があります。


<span m:id='common.META_PIXEL_EVENT_ID_SCRIPT_HERE'></span>
<script type="text/javascript">
 fbq('track', 'Purchase', {xxx:xxx,xxx:xxx,...(店舗固有の値)}, {eventID: metaPixelEventId});
</script>